症状によっては鍼・灸治療を勧める場合があります。腰や膝、肩など一番痛みのある部位を集中的に10分程度行います。鍼治療は痛くありませんが抵抗のある方は遠慮なくお申しつけください。
鍼灸の適応は幅広く、急性症状から慢性疾患などあらゆる疾病疾患に応用できるものです。当院で使用する針は太さも髪の毛ほどで殆ど痛みを感じません。また、感染症予防の観点からも使い捨てのディスポーザブルの針を使用しております。

安心・安全・純国産の鍼を使用しております。

鍼灸について

ツボは線でつなっていてこれを「経絡」と言います。全部で14種類あるのですがこれらは内臓と深く関わるものです。鍼灸治療を行う前に問診をさせて頂きます。
問診は治療方針を決定する上で非常に重要です。全身的な問診を行い治療方針を決定します。

  • 視覚的チェック
    顔色、体形、外傷の有無、皮膚、呼吸の具合。
  • 口答での質問
    現在の症状、過去の受傷歴、通院の有無、常用している薬の有無、家族歴(遺伝性の症状の有無)、過去現在の仕事、生活習慣、好みの味、調子が悪くなる時間帯や季節など
  • 動作のチェック
    痛い箇所があるならばまず肉眼で患部の傷や腫れをチェックし、痛みのある部分全体を触診して圧痛がないか確認します。次にどのくらいまで動かすのが可能か左右差を比べます。
  • 両手の脈を触診
    脈の拍動や張り具合でどの経絡の流れに異常があるのか探ります。これは、「脈診」という方法で両手で12種類の経絡の変化を調べることができます。
  • お腹の触診
    お腹には臓器の反射が現れます。特におへその下(丹田)の張り具合は回復時間を左右し、ここが力強ければ重症でも早期回復をたどり、力無い場合は軽症でも長期療養が必要になります。
  • 五行色体表による診断
    体の状態を内臓、器官、精神、自然、色彩、食物など数十種類の分野を五種類にグループ分けし、その関係を表にしたもので治療方針を決定するのに非常に参考になります。五行色体表を見ると誰でも自分の体調の変化が何が関係しているかわかります。

こうしたいろいろな問診の結果、患者様にもっとも適した治療方針を立てます 。問診中に鍼灸が効果的で無いとわかった場合は治療を中止し、専門の医院を紹介する場合があります。

鍼は髪の毛ほどの0.16ミリのものを使用しており、刺すときも無痛か、わずかにチクッとする程度です。施術前の手指や患部の消毒は言うまでもありません。使用するはりは滅菌された使い捨てのはりなので、肝炎等の危険性はありません。また刺す深さですが、数ミリ〜1センチ程度です。

灸は2種類用意してあり、一つは指で千切りながら行うきゅうで、これは米粒程の大きさで行います。筒状のきゅうも用意してあります。

鍼灸は苦痛が伴うの?

治療を受ける方にとって、どんなことをされるんだろうか?というのは非常に気になる所です。鍼灸は痛そうとか熱そうっていうイメージがありますからね。鍼と聞くと注射針を連想してしまいますね。

しかし、結論から言うと鍼は痛くありません。これは、注射針と鍼の形が全く違うからです。注射針は薬を注入するため筒型になっているのでどうしても太くなってしまうのですが、鍼は打つだけなので一本の金属で髪の毛並みに非常に細く作られているためです。そのため出血もありません。

灸も激しく熱くならないように調節する技術があります。鍼灸治療を受ける前から固定概念で拒否してしまう方達が多いのは非常に残念です。「私には絶対無理!」と言わずに、まずは鍼灸の正しい知識を知って下さい。治療を受けた時、今まで想像してたのとは全く違うものと思われることでしょう。

鍼灸の対象年齢

赤ちゃんからお年寄りまで対象年齢は幅広いです。
子供の場合は刺激量を考え、刺さない鍼を行います。
妊婦さんも大丈夫です。出産が楽になりますよ。

鍼灸の効果的な症状

効果的な症状

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 関節痛
  • 皮膚疾患
  • 夜泣き
  • 不妊
  • 事故やケガの後遺症
  • 目の疲れ
  • 慢性の腰痛
  • ギックリ腰
  • 不眠
  • おねしょ
  • 癌を除く腫瘍
  • 免疫強化
  • 耳鳴り
  • 神経痛
  • 冷え性
  • 生理痛等婦人科疾患全般
  • 逆子
  • 内臓性疾患全般
  • 代謝機能の改善など

以上のように、出血時や緊急に処置しなければいけない場合以外ははりきゅうはすべて有効と考えて下さい。

鍼灸の副作用は?

治療を受けた後、一時的にだるさや軽い痛みを感じることがあります。まれに微熱が出る方もいます。これは鍼灸の効果によるものなのであり好転反応と考えてください。風邪薬を飲んだ後に一時的に発熱したり大汗をかくのと同じです。
初診時や体調がすぐれない時に施術すると時々みられるのですが悪化することはありません。一晩経つとスッキリしますよ。

鍼灸の気になるうわさ

鍼灸の歴史は非常に長く、現在は肝炎等の危険から患者様を守るため使い捨ての鍼が主流ですが、昔は鍼の再利用は当たり前でした(素材により現在もあります)。当院では全て使い捨ての鍼を使用しています。

灸は、70代以上の方で肩や腰に大きな灸の跡がついている方をよく見かけます。親指大のもぐさを乗せて焼くのですが、こんなの焼いたら熱いのなんか誰でもわかりますね。この灸が、灸は熱いというイメージを社会に定着させました。現在では、鍼は患者様が痛くないように改良が加えられ、灸はもぐさを等級分けし、治療に適したもぐさを選択できるようになりました。

常に新しい鍼と症状に合わせたもぐさを使えば痛みや熱さは無く、悪いうわさは過去のものと当院は確信しています。